食の安全

遺伝子組み換え技術って何?意外と知らない、遺伝子組み換え食品と避ける方法について。

こんにちは!mugiです!

今回の記事は遺伝子組み換え食品についてです。
こんな方におすすめの記事です。

  • 遺伝子組み換え技術について知りたい!
  • 遺伝子組み換え食品を避ける方法を知りたい!

また、なぜ遺伝子組み換え食品は体に良くないというイメージがあるのでしょうか。

今回の記事ではパンに使用される可能性のある遺伝子組み替え食品と、健康上の影響について考えていきたいと思います。また、できるだけ遺伝子組み替え食品を避けたい方のためにも、どのような食品に気をつけるべきかをご紹介します。



遺伝子組み換えって何?

遺伝子組み換えの穀物について、「体に良さそう」と感じる人は少ないでしょう。ただ、なんとなく「危ないかも…」と感じている方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、遺伝子組み換えについてもう少し詳しく知りたい方のために、遺伝子組み換えとはどのような技術なのか、健康上のリスクはあるのかについて考えていきたいと思います。

従来の品種改良は、作物を交配して強い遺伝子を生み出します。病気に強い遺伝子、果実が大きい遺伝子、見た目が美味しい遺伝子など、作物の育成にはさまざまな要素があります。

一方、遺伝子組み換え技術は、強い遺伝子を「加える」方法です。

例えば、病気に強い作物の遺伝子を追加することで、より効率的に収量を上げることができます。

最近話題の「ゲノム編集」と呼ばれる新しい技術もあります。これは、遺伝子を「編集する」技術で、病気に弱い作物の遺伝子を強い遺伝子に書き換えることができます。

生産の観点から考えると、遺伝子組み換え技術やゲノム編集は、効率を上げるための革命的な技術ともいえます。これによって、大量に使用していた農薬を使う必要がなくなる可能性もあります。

しかし、身体への影響については懸念の声もあります。現在の科学によると、遺伝子組み換え作物が人体に悪影響を及ぼすという報告はないようです。

ただ、アレルギーの原因になることや、地球環境に悪影響を及ぼす可能性があるといった懸念もあります。



小麦には遺伝子組み換え技術は使われているのか。

現在、小麦に遺伝子組み換え技術は使われていないようです。

一方で、一般的に栽培されている小麦は、品種改良によって育てられています。ただし、小麦栽培には、化学肥料や農薬が使われることがあります。これらの農薬や化学肥料が小麦に影響を与えることもあります。

遺伝子組み換え技術を使うことができれば、農薬や化学肥料の使用を抑制できる可能性があると、近年関心が高まってきています。

しかし、現時点では、遺伝子組み換え小麦品種はありません。

遺伝子組み換え食品って何?

遺伝子組み換え食品について、ご存知ですか?

多くの人が最初に思い浮かべるのは「大豆」ではないでしょうか。納豆などでは、「遺伝子組み換えでない」と表示されていることがありますね。

遺伝子組み換えについて少し怖いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回の記事では、詳しく解説したいと思います。

まず結論から言うと、日本の農作物は全て遺伝子組み換えではありません。遺伝子組み換え食品のほとんどは輸入食品です。また、日本で流通している加工食品などに遺伝子組み換えの食品が使用されている場合、食品表示に「遺伝子組み換え大豆使用」などと明記する必要があります。

ただし、非遺伝子組み換え食品については、表示が任意です。つまり、何も表示されていなければ、非遺伝子組み換え食品である可能性があります。

当店でも大豆を取り扱っており、過去に「遺伝子組み換えでない」と表示していなかったため、遺伝子組み換えに関するお問い合わせを受けたことがあります。

遺伝子組み換え食品を使用していた場合、表示義務があるため、使用の有無が明記されていない場合は、安心して食べられると思います。

現在の日本の遺伝子組み換え表示義務のある食品です。

大豆(豆腐、油揚げ、味噌などの加工食品も含む)とうもろこし(スナック、コーンスターチなどの加工食品も含む)ばれいしょ(ポテトスナック菓子などの加工食品も含む) アルファルファ てん菜(調理用のてん菜を主な原材料とするものも含む) なたね 綿実 パパイヤ(パパイヤを主な原材料とするものも含む)

日本では多くの遺伝子組み換え食品が流通しているのは間違いありません。

しかし、皆さんは遺伝子組み換え食品を見たことがありますか?

例えば、「遺伝子組み換え大豆使用」と明記された加工食品を見たことがありますか?おそらくほとんどの方は見たことがないのではないでしょうか。

なかなか目にすることはありませんよね。ここからが本題です。

意外と知らない遺伝子組み換え食品

食品の安全を確保するために、近年消費者庁による食品表示義務が非常に厳格になっています。少なくとも、国内で生産されている農作物は遺伝子組み換えのものではありません。

しかし、日本の自給率は4割ほどに過ぎません。私たちが普段食べている食品のほとんどは輸入食品です。輸入食品には遺伝子組み換え食品の制限がありません。

また、豆腐や納豆は非遺伝子組み換えのものを選んでいるつもりでも、遺伝子組み換え食品を知らずに摂取している可能性があります。遺伝子組み換え使用という表記がなかなか見つからない理由は、表記せずに使用できる方法があるからです。

消費者庁のウェブ(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/genetically_modified/assets/food_labeling_cms202_220329_01.pdf)

もし、あなたができるだけ遺伝子組み換え食品を避けたいのであれば、注意すべき食品は豆腐や納豆だけではありません。まず注意すべきなのは、醤油と油です。なぜなら、組み換え遺伝子が検出できない一部の加工食品は表示対象外であるからです。

また、原材料のうち上位3位以下であれば表示義務は適用されません。特に輸入のコーンや大豆が使われている場合、ほぼ間違いなく遺伝子組み換えの食品でしょう。例えば醤油やコーン油、液糖、他にもコーンなどを原料とする添加物が挙げられます。

私たちが見えないところで遺伝子組み換え食品はまだまだ存在します。

私たちが食べているハンバーガーのお肉、つまり豚や牛の飼料をご存知でしょうか。輸入の肉類であれば、家畜の飼料に遺伝子組み換え食品が使われている可能性が高いでしょう。家畜の飼料には遺伝子組み換えのコーンが大量に使われています。

私たちの目に見えやすい食品には「遺伝子組み換えでない」と表記されているのにも関わらず、添加物や油など私たちの目に見えにくい食品には大量に使われているのです。

まとめ

この記事では、「遺伝子組み換え食品を避けたい」と思っている方のために、私たちが提案する食品の選び方を詳しくご紹介しました。

  1. 加工食品はなるべく避ける
  2. 油に気をつける
  3. お肉に気をつける

遺伝子組み換え食品を避けるために、まず加工食品を減らし、原材料表示をチェックしましょう。

次に、植物油を選ぶ際は遺伝子組み換えでないものや、遺伝子組み換え原料が使われていない油(オリーブ油やごま油など)を使用します。

最後に、お肉は国産を選ぶことで、遺伝子組み換え食品を摂取するリスクを減らせます。これらのポイントに注意して食品選びを行うことで、遺伝子組み換え食品を避ける生活が実現できます。